昭和41年



×「日劇新春スタア・パレード パンフレット」

 出演:宝田明、星由里子、浜美枝、高島忠夫、越路吹雪、いしだあゆみ その他:エレキの若大将(加山雄三)、クレージーの無責任清水港(植木等)など サイズ:B5 約12ページ

     


「今年もクレ−ジ−だよ!ザ・ピ−ナッツ」12景(01/07〜14)
 ザ・ピーナッツは昭和34年2月の日劇の『第2回コーラス・パレード』で『ザ・ピーナッツ』としてデビューしその後毎年日劇には出演して居ますが、昭和38年の正月に日劇『初笑い無責任だよザ・ピーナッツ』で初めてクレ−ジイ・キャッツと競演、この企画は昭和43年まで日劇の正月公演として定着していました(http://peanuts-holiday.m78.com/参照)

 この公演を観た記憶がwebを探索して(http://homepage.mac.com/infant/omotya/41hatu.html)思い出しましたので此処に追記致しました、多分右下のプログラムのぺ−ジに示す様にNDT から高野善弘・村田大・英由美・河本芳子さん等が出演されて居たからと思います。

 

<出 演 者>

ザ・ピーナッツ
   伊藤エミ
   伊藤ユミ
---------------
クレージー・キャッツ
 ハ ナ   肇
 谷     啓
    *
 犬 塚   弘
 安 田   伸
 桜 井 センリ
 石橋エータロー
    *
 植 木   等
---------------
 木の実  ナナ
 スマイリー小原と
  スカイ・ライナーズ
---------------
 
高 野 善 弘
 村 田   大
 英   由 美
 河 本 芳 子

日劇ダンシングチーム
--------------
日劇オーケストラ
  指揮:多 忠修

<スタッフ>

構成演出----塚 田   茂
音  楽----萩 原 哲 昌
    ----森岡  賢一郎
    ----宮 川   泰
振  付----県   洋 二
    ----荒 川 和 子
    ----小井戸  秀宅
装  置----小 林 雍 夫
衣  装----小 磯 豊 治
照  明----村 井 嘉兵衛
舞台監督----広 田 康 男
    ----橘   市 郎
制  作----宇 田 良 弼

同時上映映画
1966.01.03 無責任清水港  東宝=渡辺プロ 坪島孝

×第28回新春ウエスタンカーニバル」-(01/15〜21)
◆内田裕也、紀本ヨシオ、エミー・ジャクソン、中尾エミ、伊藤ゆかり、尾藤イサオ、鹿内タカシ、フランツ・フリーデル、シャープ・ホークス、クッキーズ、寺内タケシとブルー・ジーンズ、麻生京子とブルー・ファイアー、ブルー・コメッツ、他。

   
   


「25期生団員大募集」
 此の年の2月日劇では団員大募集をしました、これは此処数年応募者数が減り東宝芸能学校からの応募も皆無になりしかも入団しても直ぐに辞めてしまう者が多く昭和30年代半ばに200名近く居た団員も可也少なく成ったのと、秋に新しく開場する帝国劇場に備え又此の所宝塚劇場・芸術座等えのNDT団員の出演する機会が増え東宝もミュ−ジカルタレントの養成に本格的に取り組み始めた為です。

「福田冨美子・立川真理さん等が退団」
 尚この「春のおどり」を前にして福田冨美子・立川真理さんが退団されています、福田さんはこの時期女性団員では最古参の2期生で昭和38年「夏のおどり」の(ピーナッツ・ベンダ)に代表される様にそのダンスは強烈でインパクトのあり、立川さんも同じで福田さんの後継者と見なされ此れからが期待されて居たので残念で有ると同時にベテランと中堅の二人の舞踊手を失い益々NDTの弱体が強くなって来ました。

 その他30年代にチ−ムで活躍された次の5名の方々もこの年迄に退団されてました。

福田冨美子(2) 立川真理(13)
川瀬哲代(10) 島みゆき(11) 三橋恵美子(14) 渡辺洋子(14) 竹内玉枝(14)

 この他”やちゃん”が日劇友の会等で顔なじみだった女性団員では11期生で佐藤孝子・青野克子、12期生では千尋洋子、14期生で安藤矩子・田村知世子、15期生で藤恵子、16期生で園田滝子(上田明子)・白石恵美子、17期生で中根常世・井若世枝子・藤本ひろみ18期生で沢谷好恵本間紀子、19期生前で永井雄子・梅山洋子・水藻麗子(三島明子)・富岡洋子・平野節子、19期生後加藤哲子さん等も退団され益々寂しく成りました。

エイト・ポピ-ズ 再編成」
  昨年の「夏のおどり」前に新結成されたエイト・ポピ-ズは昨年「夏のおどり」後に田沼・高田さんが退団し進藤・渡部さんが、「秋のおどり」後には大石・宇津木さんが結婚等で退団したので、「春のおどり」を前にして22期の麦倉さん、23期から神尾さんの2名が新たに加わり次の様に再編成されて居ます、これで早くも初期結成時の半数4名が入れ替わって居ます。

エイト・ポピ-ズのメンバ−
期別 団員名
20 大西冨美子・田島章子
21 進藤禎子
22 近江ツヤ子・三浦恭子・麦倉文子
23 神尾周子・渡部玲子
    
大西富子さん
大西冨美子(20)
田島章子さん
田島章子(20)
進藤禎子さん
進藤禎子(21)
近江ツヤ子さん
近江ツヤ子(22)
三浦恭子さん
三浦恭子(22)
麦倉文子さん
麦倉文子(22)
神尾周子さん
神尾周子(23)

渡部玲子(23)


「日劇春のおどり」14景-(3/2〜31)・(4/1〜25)

 この「春のおどり」では開幕のシーンの数カットを35ミリのハ−フサイズカメラでカラー撮影した物が残って居ます、此れにはゲスト出演の朝丘雪路さんと上条美佐保・河本芳子さんの姿が映って居ます

 内容で覚えて居るのは上条美佐保さんが「シボネ-」を唄った事位です。

 又NDT24期生36名(男性7名を含む)は既に昨年の秋に入団された様ですが、この中には日劇最後の「サヨナラ日劇FESTIVAL」まで西川・近江さんと共に頑張った新倉まり子さんがいます。


「日劇春のおどり」
プログラムの表紙


開幕幕開き左和歌みつる(3)・右重山規子(6)さん

西川純代(20)・村田大(13)さん


日劇レビュ‐史355〜356p

同時上映映画
66.02.25 大菩薩峠  宝塚映画 岡本喜八
1966.03.16 日本一のゴリガン男  東宝=渡辺プロ 古沢憲吾
1966.03.16 何処へ  宝塚映画 佐伯幸三
1966.04.03 若い娘がいっぱい  東宝 筧正典
1966.04.03 バンコックの夜  東宝=台湾省電影製片廠=国泰機構有限公司 千葉泰樹
1966.04.16 ひき逃げ  東宝 成瀬巳喜男
1966.04.16 狸の王様  東宝 山本嘉次郎

「第28回日劇レビュ−賞」

 日劇レビュ-史」に依ると受賞者は右の表の如くです。

下に夫々の受賞者の写真を掲載します。




受賞者 受賞の対象
日劇レビュ−賞 亀谷静子(16 「ブル-スの誕生」の黒人の女
「アレグリアス」のスパニッシュダンス(桜井節子代役)
日劇レビュ−奨励賞 水谷良子(12) 「スイングタイム」の三人の水兵・「フィ-バ-」のモダンダンス
橘田記(15) 「アレグリアス」のスパニッシュダンス
日劇レビュ−新人賞 エイト・ポピ-ズ 「ニュ-オ-リンズ」のチャ-ルストン他

日劇レビュ-賞
亀谷静子(16
日劇レビュ-奨励賞
水谷良子(12) 橘田記(15)
日劇レビュ-新人賞
エイト・ポピ−ズ
エイト・ポピ-ズ

N昭和41年春NDTスタ-名観・香盤表

TF日劇ダンシングチ―ム舞台ALBUM昭和41年-T

「35ミリハ−フサイズカメラ」- Canon Demi
 35ミリハ−フカメラとは当時カラ-フイルムが一般に使用され始めましたが、フイルムがモノクロの三倍以上の高価であった為これを節約する方法として考案されたもので、普通の35ミリフイルムを使用してフルサイズの半分のハ-フサイズの撮影を可能にしたもので例えば20枚撮りのフイルムで40枚撮影出来るカメラです,一応露出計付きですがレンズリングを回してメ―タ―の針に合わせる半自動方式です。

 ”やっちゃん”も昨年の韓国出張の前にキャノン製(Canon Demi)を購入しました、一眼レフカメラに比べて小型軽量で持ち運びに便利な為に此れ以後のカラ−撮影には可也活躍しました。
 (本体-¥12..500 ケ―ス-¥1.000 ストラップ-¥300)

 右の写真は実物の約1/2のおうきさ(70×120×32mm)で重さは320gです。


平凡パンチ 昭和41年3/14日号

   
藤井輝子
 

週刊朝日 昭和41年3/18日号 表紙「日劇春のおどり」


「日劇春のおどり」第10景「花のラインダンス-ウギウギ」

週刊漫画TIMES 昭和41年3/26日号


表紙 やなせたかし

グラビア 日劇ダンシングチーム 藤井輝子

週刊朝日 昭和41年4/1日号 森田敏子&亀谷静子

 
森田敏子 
 
亀谷静子

週刊大衆5月11日号

 
「日劇春のおどり」第10景「花のラインダンス-ウギウギ」                          
 
SKD?


「”やっちゃん”結婚する」-(4/12)
 ”やっちゃん”はこの日目出度く結婚し一週間九州周遊の新婚旅行に出かけましたが、個人的な私事に関する事なのでこのホ−ムページには記載しません。


×名鉄ホ−ル「NDT公演」-(04/29〜05/05)
出演:松島トモ子、重山規子 他
http://www.e-meitetsu.com/mds/hall/02/02.html


日劇ゴールデン・シリーズチラシ
 此のチラシは「春のおどり」期間中に配布されました。


チラシ表

チラシ裏



×橋幸夫ショ−・雨の中の二人」10景-(04/26〜05/04)


日劇レビュ−史356〜357


×第29回ウエスタンカーニバル」14景-(05/05〜12)
 尾藤イサオ・内田裕也・布施明・奥村チヨ  ジャニーズ・ジャッキー吉川とブルーコメッツ・スパイダースほか出演



 



 

 
 
   

1966.04.28 奇巌城の冒険  東宝=三船プロ 谷口千吉


×「山田太郎ショー太郎の初恋 」10景-(05/13〜17)


×「チエミ大いに歌う」12景-(05/24〜31)


日劇レビュ‐史357p

 1966.05.15 東京オリンピック 世紀の感動  東京オリンピック映画協会 川本信正


×「園まりショ‐・逢いたくて逢いたくて」10景-(06/01〜07)
 1966.06.01 逢いたくて逢いたくて  日活 江崎実生





日劇レビュ‐史357p
 1966.05.28 クレージーだよ 奇想天外  東宝=渡辺プロ 坪島孝


×「伴淳バラエティ・おらが国さの刑事さん」10景-(06/08〜14)
 ゲスト出演は横山道代、伊藤るり子、大津美子、中山昭二、雷門助六、市川寿美礼、なべおさみ、関敬六、つくば兄弟など。構成演出/北川信造のバラエティー喜劇。12ページのパンフ。

映画は加山雄三「アルプスの若大将」 http://www5a.biglobe.ne.jp/~dansound/arupusunowakadaisyo.htm

映画情報 昭和41年6月号

平凡パンチ6月27日号

   



「日劇夏のおどり」14景-(07/01〜14)・・・(07/18〜08/25)  
 この「夏のおどり」はあまり見た記憶が有りませんが一回位は観ていると思います。

中休みの7月15日〜17日には「加山雄三ショ−」が公演されて居ます(下記参照)。


一の替わりプロ表紙

同時上映映画
1966.07.13 ゼロ・ファイター 大空戦  東宝 森谷司郎
1966.07.13 怒濤一万浬  三船プロ 福田純
1966.07.31 フランケンシュタインの怪獣 サンダ対ガイラ  東宝 本多猪四郎
1966.07.31 ジャングル大帝  虫プロ 山本暎一
1966.08.14 喜劇 駅前番頭  東京映画 佐伯幸三
1966.08.14 てなもんや東海道  東宝=宝塚映画=渡辺プロ 松林宗恵

下右の写真は翌年の昭和42年「春のおどり」のプログラムに掲載された舞台写真で,、左から桜井節子(11)・英由美(12)さんです。

「第29回日劇レビュ−賞」
 
この「夏のおどり」の「日劇レビュ-賞」は弟11景「アフリカ」での踊りで英由美さんが日劇レビュ-賞を、その他の賞は下記に示す様ですが受賞の対象に就いての詳しい記事は「日劇レビュ-史」にも記載が無いので不明です。

左から英・小林・星野・神崎・西川・葉月さん

桜井節子・英由美

日劇レビュ-賞
英由美さん
英由美(12)
日劇レビュ-奨励賞
西川純代(20) 星野和子(19前) 神崎一人(18)
日劇レビュ-新人賞
葉月こぐれ(23) 小林親一(22)

N昭和41年夏NDTスタ-名観・香盤表

TF日劇ダンシングチ―ム舞台ALBUM昭和41年-U


週刊大衆9月22日号

   
日劇夏のおどり」第11景アフリカの英由美


×「加山雄三ショー」8景-(07/15〜17)
 「日劇夏のおどり」の中休み3日間公演された加山雄三の始めての日劇ワンマンショ−でこの公演にはNDTは出演して居ませんが後に映画化もされ其の時はNDTも出演しました。
日劇「加山雄三ショー」より 「歌う若大将」 製作=東宝 1966.09.10 
5巻 1,945m 71分 カラー 東宝スコープ 
http://www.jmdb.ne.jp/1966/cp003430.htm

【内容】加山雄三ショー1966年日本劇場パンフレット
出演:加山雄三とザ・ランチャーズ・大橋節夫とハニーアイランダース・志摩夕起夫・ストリングファンタジックオーケストラ

チラシ
 サイズ 縦 約18.9p 横 約13.1p (1枚目画像の状態で)二ツ折りタイプ
 出演者 加山雄三 ザ・ランチャーズ他


チラシ表

チラシ表

ポスタ-


ポスタ―514×728


 上左は1966年日劇で開催されたワンマンショーを収録。ほか、若大将シルーズの名場面やオフでの映像なども加え、当時人気絶頂だった若大将の貴重な映像を収録し劇場用映画として作成された 「歌う若大将 (1966)」のVHSビデオです、又上右は同じショ―の建看板ポスタ―。

   

週刊女性66年(昭和41年7月30日号) 加山雄

加山雄三さんのwebサイトは
  http://www.walkerplus.com/movie/kinejun/index.cgi?ctl=each&id=22016

−日劇ステージショースタッフ−
構成演出 日高仁
振付 梶鉄哉
音楽 森岡賢一郎
衣裳 小磯豊治
照明 村井嘉兵衛
舞台監督 松本安史 田口豪孝
司会 志摩夕起夫
日劇オーケストラ指揮 多忠修
出演 加山雄三 ザ・ランチャーズ 大橋節夫とハニー・アイランダース ストリング・ファンタッジィック・オーケストラ
日劇ダンシングチーム

VHS
製作 藤本真澄
監督 長野卓
構成 長野卓
撮影 西垣六郎
音楽 弾厚作 森岡賢一郎
録音 増尾鼎
照明 西川鶴三

同時上映映画
1966.07.13 ゼロ・ファイター 大空戦  東宝 森谷司郎

     

1966.09.10 パンチ野郎  東宝 岩内克巳
1966.09.10 日劇「加山雄三ショー」より 歌う若大将  東宝 長野卓


週刊朝日 昭和41年7/22号
 出版社:朝日新聞社価格他:50円
 対談 草薙耀子(SKD)・重山規子(日劇ダンシングチーム)


表紙:高田美和

目次


×「キング歌謡大会」8部-(S41/08/26)
  この題名の公演は「日劇レビュ−史」依れば昭和28年「キング歌謡大会」4景-(04/27〜28)としてありました(Y昭和28年のぺ-ジ参照)。
構成・演出:塚田茂
振付:
荒川和子・羽鳥雅一
出演:井口小夜子他オ−ルスタ―



'66.7.30週刊漫画TIMES★NDT日劇トップダンサー英由美



×「第30回日劇ウエスタン・カ−二バル」11景-(08/27〜09/02)
 「日劇レビュ―史」ではこの公演が第28回と成って居ますが間違いです。
出演:ザ・スパイダース/ブルー・コメッツ/中尾ミエ/尾藤イサオ/内田裕也/木の実ナナ/奥村チヨ/布施明


プログラム表紙

日劇レビュ‐史359p


同時公開「映画」:「てなもんや東海道」ハナ肇、藤田まこと、伴淳三郎



×
島和彦ショー・パンフ シビレルあいつ!」9景-(09/03〜09)



'66週刊文春384号(9月12日号)日劇重山規子:寺山修司
 NDTのトップダンサ−の重山規子さんが週間文春のグラビアぺ−ジを飾りました。


表紙大信田礼子


週刊現代9月15日号


夏のおどり第8景「バリ」と「フィナ−レ」の星野和子



×「日野てる子ショ−・さいはての湖」8景
-(09/20〜23)
 トリオ・ザ・パンチ・団進也・秋美子・原耕二・NDT共演

同時上映映画
1966.09.23 アンデスの花嫁  東京映画=羽仁プロ 羽仁進

「NDT25期生入団」
 この春大募集した25期生の合格者は64名(女性55・男性9名)となって居ますが実際に「秋のおどり」の舞台を踏んだのは45名(女性40・男性5名)で1/3近くの19名(女性15・男性4名)が4月から9月までの訓練期間中に脱落しています。

 尚新しく入団した25期生の中から後に連名入りスタ−に成られたのは右の写真の5名で西川純代さんの妹三知代さんも居ます。

 又25期生ではこの他に女性3名(堀部信子・渋沢正江・斉藤友子)が「日劇レビュ−史」に記載が有りますが、この「秋のおどり」には参加されて居らず翌年の夏のプロに写真が有りますのでこの3名の方は多分東宝芸能学校の卒業生で25期に編入されたと思われます。
西川三知代(25) 内田繁子(25) 杉山葉子(25) 堀部信子(25) 中村千恵子(25)

エイト・ポピ-ズ 渡部玲子さん退団で再編成」

 渡部玲子さんは「春のおどり」後退団、コロムビアのオーディションに合格して芸名万里れい子として1967年(昭和42年)5月に「青春の渚」でデビュー、「太陽がほしい」「恋のボサノバ」など7枚のシングルをリリースしています、渡部さん関連のwebサイトは下のURLを開き NO5 サイケな街 - 万里れい子の項を御覧下さい。
       http://moguradan1996.at.infoseek.co.jp/work/goodnighttokyo.html

       http://www.asahi-net.or.jp/~AN4S-OKD/private/music/mcyu05.htm

サイケな街 - 万里れい子
 1948年2月7日生まれの万里れい子は、1964年から66年にかけてNDT(日劇ダンシング・チーム)に入団し、売り物の花形ユニット、エイト・ポピーズの一人として売り出される。同団ではスターを育てるため、他にもトッピング・ドールズ、デコレーションなど別ユニットを設けており、それらに抜擢されることは名誉なことであった。NDTを脱退した後、コロムビアのオーディションに合格して、1967年5月に「青春の渚」でデビュー。「太陽がほしい」「恋のボサノバ」など7枚のシングルをリリースするが、残念ながら遂にヒット曲には恵まれなかった。いずれも秀作ばかりだっただけに惜しまれる逸材である。
 本作は当時の流行語“サイケ”を冠にしているが、この言葉をタイトルにした楽曲は思ったほど少ない。野坂昭如の盟友である桜井順が手掛けた破壊的なグルーヴ曲で、英題は「In the Town」。だが、当時はほとんど話題にはならず、1995年にリリースされた「60'sキューティ・ポップ・コレクション?コロムビア編」にてCD化され、マニアに反響を呼んだ。余談だが万里と同じくエイト・ポピーズのメンバーだった三浦恭子も、東芝から2枚のシングルをリリースしている。
渡部玲子さんは「春のおどり」後退団の為同期の松島由利子さんが新加入

渡部玲子(23)
松島由利子さん
松島由利子(23)

エイト・ポピ-ズのメンバ−
期別 団員名
20 大西冨美子・田島章子
21 進藤禎子
22 近江ツヤ子・三浦恭子・麦倉文子
23 神尾周子・松島由利子
    
エイト・ポピ−ズ
藤井さんを囲んで前列 松島・麦倉・近江・神尾・後列 進藤・田島・大西・三浦さん


「新チーム・・・トッピング・ドールズ誕生」
 昨年夏のエイト・ポピ-ズに続いてこの「秋のおどり」の前に新チ-ム・・・トッピング・ド-ルが誕生しました、これは30年代のグラマ-・シックスの系統で小柄で可愛いエイト・ポピ-ズに対して大柄でグラマ-な姿態の6名のグル-プです、リ−ダ-の酒本三和子さんは昭和39年”やっちゃん”が「日劇友の会」での最後の撮影会に参加されましたが他は昭和39年の春入団された22期以後の若手フレッシュな方達です。

酒本三和子さん 森田敏子さん 二条奈津江さん 大堀早苗さん 塩原三和子さん
酒本三和子(21) 森田敏子(22) 二条奈津江(23) 大堀早苗(23) 葉月こぐれ(23) 塩原三和子(23)

トッピング・ド-ルズのメンバ-
期別 団員名
21 酒本三和子
22 森田敏子
23 二条奈津江・大堀早苗・葉月こぐれ・塩原三和子




トッピング・ド-ルズ→第9景「カルナバル」
トッピング・ドールズ クリック
左から森田・酒本・二条・塩原・大堀・葉月さん

「橘田紀・亀谷静子・西川純代さん連名入」
 尚この「秋のおどり」から橘田紀(15期)・亀谷静子(16期)・西川純代(20期)さんの三名が新しく連名入りをしました、これは昭和39年夏に12期の英由美(本名−飯島興子)・立川真理さん以来になります。





西川純代・亀谷静子・橘田記さん
連名入した西川(20)・亀谷(16)・橘(15)さん


「帝国劇場と日本劇場の比較」
 先日東宝ミュ−ジカル「ミス・サイゴン」を息子夫婦と四人で見に行きました、久しぶりに帝劇の舞台を見て日劇と比べ大きさは一回り大きい様ですが舞台は高さが有って幅との割合は日劇と同じ位では無いかと感じました、席は半年前に購入して前から二列目中央の良い席でした(B24〜27)ので一瞬40年前の日劇の座席に居る(日劇でも中央前から二列目は”やっちゃん”の指定席でしたから)様な錯覚を覚え、この様な舞台であのNDTのレビューが再現されないかなと思いました。
 ただオ−ケストラボックスは日劇より20年余り新しい劇場らしく広く深い位置に在るので舞台は見やすく日劇の様に指揮者や楽器(べ−ス)の頭が邪魔にはならない構造に成って居ました。

 右下の帝国劇場の座席表をクリックしてN日劇の座席表と見比べて下さい、日劇の客席が如何に縦長の劇場で在ったかが判ります。
現在レビュ−が公演される東京宝塚劇場や宝塚大劇場の座席の横列・縦列の最大数を参考に右下の表に纏めてみました、これらの舞台と客席の巾は日劇の2倍近く有り、浅草の国際劇場の資料は有りませんがその横幅は日劇の2倍以上有ったと思います。
 国際劇場の座席横列と縦列は一階席のみの収容人数2000名からの推定です。

又各劇場の舞台間口と舞台高さも参考に付け加えました、これから日劇が舞台間口に対して舞台高さが高かった劇場でした。

帝国劇場座席表 クリック
帝国劇場の座席表
劇場名 座席横列 座席縦列 舞台間口(m) 舞台高さ(m)
日本劇場 36 31 9間(16.2) 33尺(9.9)
NHKホ−ル 64 20 11間(19.8) 36尺(10.8)
渋谷公会堂 47 29 11間(19.8) 26尺(7.8)
国際劇場 66 30 13間(23.4) 30尺(9.0)
西部劇場PARCO 32 17 7.5間(13.5 20尺(6.0)
博品館劇場 26 19 5.5間(9.9) 20尺(6.0)
帝国劇場 57 24 - -
東京宝塚劇場 57 24 - -
宝塚大劇場 66 28 - -


×「帝国劇場オ−プニング・フェスティバル」-(9/20〜一週間)
 新築された帝国劇場の「オ−プニング・フェスティバル」にNDTも参加し、日劇の傑作である「ピーナッツ・ベンダ」等を踊りましたが中でも此の春大募集したNDT25期生40名のラインダンスが好評で当時の新聞紙上にも掲載された事を覚えています。

舞台パンフレット「帝国劇場 開場披露オール東宝スターオープニングフェスティバル 開幕」

  全6部構成

1部:松本幸四郎、長谷川一夫、天津乙女、林与一、池内淳子、浦島千歌子、明石照子、岡    田茉莉子他

2部:貝谷バレエ団他出演

3部:宝塚歌劇 加茂さくら、那智わたる、如月美和子、四条秀子他出演

4部:ミュージカル 美空ひばり、浜木綿子、草笛光子、江利チエミ、越路吹雪、宝田明、淀か   あほる他出演

5部:スタジオ千一夜 有島一郎、乙羽信子、大空真弓、加山雄三、久慈あさみ、古今亭志ん   朝、団令子、内藤洋子、北原真紀、司葉子、団令子、森光子、西尾恵美子、星由里子、   平田昭彦、柳家金語楼、ハナ肇とクレージーキャッツ、森繁久弥他出演

6部:日劇ダンシングチーム 重山規子、藤井輝子、上條美佐保、他出演。


サイズ:約25.5p×24p


「秋のおどり」第10景ニュ-・レッグス’66-25期生40名のライン・ダンス








「日劇秋のおどり」12景-(10/01〜10/28)・(10/29〜11/25)
 この「秋のおどり」はプログラムが有るのでその内容は可也詳しく思い出すことができます、前半の和物では重山さんの男装での「槍物語」が眼に付いた程度ですが、後半第7景のゲスト歌手竹越ひろこさんとエイト・ポピ-ズの「ダウン・タウン」から第8景ミサイル・アダジオに依る「バランス」を経て上条さんのブラジルの唄に載った第9景「カルナバル」次いで第10景「ニュ-・レッグス’66」は此の「秋のおどり」でNDTの正規の団員として入団した25期生40名のライン・ダンス(帝国劇場の「オ−プニング・フェスティバル」と同じ)続く第11景が圧巻で河本さんとエイトによる(南太平洋)、藤井さんの唄う(フラワ−・ドラムソング)に合わせて桜井・横田・橘・亀谷・西川さんとトッピング・ド-ルズが踊り、最後は上条さんの(ハロ−・ドウリ-)での群舞となり現有のNDTの歌手・踊り手を総動員した軽快なテンポで第12景のグランド・フィナ−レに繋ぎ閉幕しました。

 
ゲスト歌手竹越ひろこさんのサイトぺージは
        http://kitagawarecord.co.jp/takegoshihiroko.html

秋のおどりプログラム表紙 クリック
 一の替りプログラムの表紙(10/01〜10/28)
重山規子・亀谷静子・星野和子・西川純代

チラシ

   


二の替りプログラムの表紙(10/29〜11/25)
 上条美佐保さんとトッピング・ド−ルス

東京コリア-ズ


「秋のおどり」演目香盤表
 全12景と景数は少なく成りました、ゲスト歌手竹腰ひろ子さんただ一人ですが、下の表の如くゲストは多岐に渡り総数も合計20名と多く昭和30年代前半に逆戻りして居ます、それとは逆に昭和30年代には金子薫子さんと組んでNDT団員として活躍した向井十九・奈加英夫コンビの顔は見られません。

分類 女性歌手 コミック 曲技 色物 コ-ラス
一の替り 竹越ひろ子 晴乃チック・タック(2名) 小金井ブラザ-ス(2名) 灘康次とモダンカンカン(5名) 東京コリア-ズ(男10名)
二の替り てんやわんや(2名) トリオ・ザ・パンチ

二の替り演目香盤表

 その結果NDTが主演した景は下の青色で示した様に8景に減ってY昭和34年「秋のおどり」の演目香盤表と同じようにNDTの出演場面が少なくなりこの傾向は以後続きます。 

同時上映映画
1966.10.01 沈丁花  東宝 千葉泰樹 (10/01〜21)
1966.10.22 狸の休日  東宝 山本嘉次郎 (10/22〜25)
1966.10.22 喜劇 仰げば尊し  東京映画 渋谷実 (10/26〜28)
1966.10.29 クレージー大作戦  東宝=渡辺プロ 古沢憲吾 (10/29〜11/10)
1966.10.29 喜劇 駅前競馬  東京映画 佐伯幸三 (11/11〜11/19)
1966.11.20 お嫁においで  東宝 本多猪四郎 (11/20〜25)


「第30回日劇レビュ−賞」
 この「秋のおどり」の日劇レビュ-賞の受賞者は日劇レビュ-史」に依るとレビュー賞に上条美佐保・西川純代さんの2名で、奨励賞は山中堂司さんでした山中さんはこの後退団されたようです、新人賞は該当者なしでした。 

下に夫々の受賞者の写真を掲載します。

受賞者 受賞の対象
日劇レビュ−賞 上条美佐保(10) 第9景「カルナバル」のブラジル
第11景「シンギング・ダンシング」Cのハロ-ド-リーの歌唱
西川純代(20) 第2景「戦と女」
第11景「シンギング・ダンシング」Bのフラワ-ドラムソングの踊り
日劇レビュ−奨励賞 山中堂司(15) 第2景「戦と女」の家臣・第9景「カルナバル」のピエロ
日劇レビュ-賞
上条美佐保(10)・西川純代(20)
日劇レビュ-奨励賞
山中堂司(15)


「日劇レビュー賞」に就いて
 
この「日劇レビュー賞は昭和32年の春に制定されて10年今回の第30回を持って終わりと成った様です、此れはNDTがマスコミの関心を失って来た事を表していますが、又このニ三年は受賞者も限定され何時も同じ顔ぶれに成って来た事も廃止の原因
 そこでこの10年間のN受賞者の一覧表を別ぺ-ジに作って見ました、此れを御覧に成ればNDTの一番輝いていたこの10年間に活躍された団員の様子が分かります。

「昭和41年度秋のNDT香盤表」-(昭和41年「秋のおどり」プログラムによる)
 秋に入団した25期生45名の人数を加えても秋のプログラムに載って居るNDTの団員数は女性100名・男性32名・合計132名で、特に女性では半数近い40名が25期の新人で、しかも日劇の舞台経験の浅い23・24期の団員とでは半数以上の56名が占められ舞台経験3年以上の22期以上の団員数は42名に過ぎず団員の層が此の時期に来てかなり低下して来て居るのが分かります。

N昭和41年秋NDTスタ-名観・香盤表

TF日劇ダンシングチ―ム舞台ALBUM昭和41年-V



「日劇のプログラム」
 この「秋のおどり」のプログラムは一の替りと二の替りの二冊が残っています、三大おどりのプログラムは何時もニヶ月公演の前後夫々表紙の違ったプロが発行され内容としてはゲストが変わった場合はそのショウの場面と併映される映画欄が訂正されました、「秋のおどり」のゲストは竹越ひろこさんが通しで出演されたのでショウ場面の変更は有りませんでした。

 そこで今回は二の替りのプログラム全ぺージを記載しますので上の「秋のおどり」の表紙をクリックして見てください。
 表紙を含め全28ぺージで当時の日劇のプログラムの内容を知る事が出来ます、この中には次の3本の記事が掲載されています、文字は小さいですが読めると思います


    「ショ-は楽し」-橋本与志夫-「日劇レビュ-史」の著者(3p)
    「日劇-秋の話題」(2p)
    「NDT便り」


「日劇友の会会員募集」
 この「秋のおどり」のプログラムには前述「ショ-は楽し」のぺージ下に「日劇友の会」会員の募集の広告が載って居ているので活動はまだ続いて居たことが分かります、これを見ると”やっちゃん”が30年代に会員で在った時には無かった撮影所の見学が追加され、会費も一年間¥1200に成っています。

「和歌みつるさん退団」
 「秋のおどり」限りで現在女性では最古参3期の和歌みつるさんが退団し、女性の最上級生は6期の重山規子さんと成りました。

和歌みつる(3)

「東宝演劇女優アルバム-花咲く扉」東宝株式会社演劇部 (昭和41年9月発行) カラ−印刷60頁 ¥350
 又このプロオグラム裏表紙の裏には「東宝演劇女優アルバム-花咲く扉」の広告が載って居ますが、全33名中にNDTから次の8名の方の名前があります、この時代NDTの団員の方達が東宝女優の約1/4を占めて居て日劇以外の東宝関係の舞台・映画等でも活躍されて居た様子が伺えます、又この8名の方がj女性では当時のNDTを代表するスタ-でした。

重山規子さん 上条美佐保さん 藤井輝子さん 河本芳子さん 金子薫子さん 桜井節子さん 横田米子さん 英由美さん
重山規子(6) 上条美佐(10) 藤井輝子(12) 河本芳子(19前) 金子薫子(8) 桜井節子(11) 横田米子(11) 英 由美(12)


1山本富士子、2浜木綿子、3北原真紀、
4(中山千夏、鈴木千代 )5明石照子、6山吹まゆみ、
7三益愛子、8岡田茉莉子、9瑳峨三智子、
10上條美佐保、11(前田美波里 喜浦節子)12重山規子
13青木玲子、14森光子、15有馬稲子、
16淀かほる、17浦島千歌子、
18(英由美と河本芳子)
19藤井輝子、20久慈あさみ、21山田五十鈴、
22美空ひばり、23草笛光子、24西尾恵美子、
25(金子薫子 桜井節子 横田米子)26宮城まり子、27京塚昌子、28越路吹雪。
全カラーポート(各1枚)ウラに、舟橋聖一、井上靖、森茉莉、岡本太郎、川端康成、平岩弓枝、戸板康二他、劇評家、作家のコメントつき、()は1ページに複数人です。

◎商品サイズ約 26× 25×0,8センチ、460g。


週刊サンケイ 表紙/トッピング・ドールズ日劇  昭和41年10月10日発行

大堀早苗・二条奈津江・森田敏子・酒本三和子・葉月こぐれ・塩原三和子


WEKKLY F6セブン  昭和41年10月15日発行

   
トッピング・ドールズ

毎日グラフ

   


「週間現代」に掲載されたNDT団員
 この昭和41年に発行された週刊誌「週間現代」のグラビアぺ−ジにNDTの団員が掲載されています、NDTもこの時代まだまだ人気が有った事が判ります。

昭和41年08/11号 11期生    横田米子(レオタード/3ページ/モノクロ)
昭和41年09/15号 19期前期生 星野和子(レオタード/3ページ/モノクロ)
昭和41年11/17号 11期生    桜井節子(レオタード/3ページ/モノクロ)


http://www1.rcn.ne.jp/~kikusuioo/kiku18gen.html


「週間現代」昭和41年11/17号
表紙 松本めぐみ

「週間現代」昭和41年11/17号 グラビアぺ−ジ
秋のおどり第9景「カルナバル」?の桜井節子さん

週刊大衆12月8日号
 燃えよ剣完成記念 スターヒットショーのザ・チーンズの一ノ木昌子レオタード等 (元NDT日劇ダンシングチームの若松久代)


  表紙:池内淳子
   

×「水前寺清子ショ−・いっぽんどっこの唄」8景-(11/26〜12/02)

   台本

     


×
「三沢あけみショー・サンガレン小唄」8景
-(12/03〜08)
 共演:青江三奈・森進一


日劇ミュージックホール66年新春公演12〜2月 お馬に乗った淑女たち
  出演/上条美佐保・松永てるほ・星ひとみ・五月美沙・島淳子・高見緋沙子・沢美奈・トリオザパンチ内藤陳他

'05/01/25 初版
'05/06/10 改定1

このぺ−ジのTOPに戻る

40年  42年

inserted by FC2 system